項 目 |
課 題 |
○実績 ●今後中心となる課題 |
1.
騒音
問題 |
民家防音工
事再助成 |
・再助成制度の具体化
・再助成制度の条件緩和 |
○95.10 再助成制度実施 ○96.12 再助成制度の条件緩和 ○97.07 共生財団設立(10月事業開始)
●恒久的助成制度に向けた再々助成制度の検討 |
民家防音工
事施工改善 |
・B工法サッシの軽量化と
改善策
・防音サッシ修理助成の公
平化 |
○95.10 C工法で市販サッシの使用選択可能に ○96年度 サッシの調査、メーカーに低減化を要請 ○99.04
B工法サッシ交換工事でC工法との差額分を財団負担 ○02.06 防音工事経年変化実態調査 ○03.04
サッシ部品交換、限度額改正(助成率80%⇒95%)
●サッシの軽量化と改善策 ●経年変化対策 |
低周波騒音 |
・実態調査及び原因究明 |
○94年度 年3回の実態調査、結果を公開 ○01.04 新消音施設(NRH)の運用を開始 ○02.09
10ヵ所で実態調査を実施 ○03.05 がたつき防止策、共生財団の新規事業に
●引き続き調査を継続 |
飛行コース |
・飛行コースの遵守
・平行滑走路供用開始後の
飛行コースの地元協議
|
○飛行方法や標準経路を航空路誌に記載 ○98.03 空港情報センターにて航跡図を公開 ○99.01 飛行コースの遵守状況を監視 ○99.04 平行滑走路供用後の標準飛行コース、地域の了解を得る
●飛行コースの遵守 |
体制整備 |
・騒音研究機関の設置と監
視システムの整備 |
○97.10 共生財団内に航空機騒音調査研究所を設置、騒音監視、観測を一元化 ○02.03 航空機騒音監視システムを再構築 ○03.03 共生財団実施の航空機騒音健康影響調査、同財団理事会で報告 ○00.10 防音実体験車の導入 ○03.01〜05 共生財団により「航空機騒音に関する勉強会」全5回開催 ○03 W値について環境省が見直す方向で検討に入った
●W値の逆転現象の解消へ ●騒音下住民の健康影響の把握 |
エンジンテ
スト |
・営業騒音対策
・消音施設の整備
|
○98.04 APUの使用制限を航空会社に指導・要請
○00.04 営業騒音常時監視システム運用開始 ○01.04 新消音施設(NRH)の安定した運用を開始 ○95年度
早朝・深夜の営業騒音について月1回巡回・監視を実施 |
防音林・防
音堤
|
・4000m滑走路関連
・民地取得を伴う平行滑走
路関連の整備
|
○99年度 4000m滑走路関連の防音林・防音堤の整備進捗率90% ○04.03 平行滑走路関連の防音林・防音堤の整備進捗率56.8%
●防音林・防音堤の整備 |
低騒音化 |
・航空機の低騒音化に向け
ての積極的取り組み |
○02.04 旧基準機(Chapter2)の運航禁止 ○02.10 ACI騒音インデックスシステムをACI世界役員会で採択
●低騒音化についてさらに取り組む |
隣接区域対
策 |
・第1種騒音区域の外側対
策の充実 |
○97.10 共生財団の事業開始に伴い、隣接地区住宅防音工事を実施 ○01.05 暫定平行滑走路の供用に対応して、隣接区域を指定 |
2.
移転
問題 |
移転の公平
化
集団移転 |
・移転希望者に対する移転
補償の公平化
・地域社会のつながりを維
持した集団移転 |
○騒防法2種・騒特法特別地区の移転希望者に対し建物の移転等実施 ○要望を受け、これまで6地区の集団移転を実施 |
区域外移転 |
・80W以下(未満)の一定
地域の移転希望者の対策 |
○01.05 千葉県、騒音対策基本方針の見直し・線引作業後、都市計画決定 |
3.
落下物
問題 |
再発防止 |
・点検整備、洋上脚下げの
徹底 |
○毎年冬季に洋上脚下げの遵守状況調査を実施
○96.05 ATISを活用して、洋上脚下げを指導 ○98.02 運輸省、航空会社・メーカーに、機体の構造改善に係る検討を要請 ○99.08 運輸省の要請を受け、米国連邦航空局が氷塊落下物に関する耐空性改善命令を発出
●北側からの着陸時の対策 |
4.
環境
問題 |
自己監査 |
・環境問題の自己監査方法に
対する、第三者意見の反映 |
○94.12 地域環境委員会の設置 |
緑、林の回
復 |
・失われた緑、林の回復につ
いて計画的な推進 |
○95.03 成田空港周辺緑化基本計画策定 ○緑化整備事業(芝山水辺の里、三里塚さくらの丘、成田市さくらの山、やすらぎの杜等)実施 ○水辺環境整備事業実施
●緑、林の回復の計画的推進 |
環境情報の
公開 |
・騒音、大気、水質等測定値
の情報公開 |
○95.03 空港情報センター設置 ○96.04 成田空港環境レポート創刊 ○98.05 エコ・エアポート基本構想発表 ○空港周辺の地下水に係る水質調査の実施 ○放水路、空港周辺の河川の水質測定の実施 ○01.06 農業用ビニールハウス汚染調査の実施 ○暫定平行滑走路供用後の騒音測定結果を報告
●農業用ビニールハウスの汚染 |
5.
電波
障害 |
電波障害対策 |
・電波障害対策の実施 |
○99年度 4000m滑走路対応の受信障害対策を終了 ○02.03 暫定平行滑走路対応の対策を終了 ○03.02 受信障害実態調査実施、障害が認められた地点での対策工事実施 ○03.03 共同利用施設の受信対策、関係市町村と相談し対策を実施 ○テレビジョン受信障害対策補助の実施
●調査の結果、障害が確認できた住宅への対応 |
6.
滑走路
計画 |
平行滑走路
横風用滑走
路 |
・話し合いにより解決
・平行滑走路供用時点であら
ためて地域社会に提案し、
賛意を得る |
○平行滑走路の整備については、あくまでも話し合いにより解決することを、基本的考え方(96.12)、共生大綱(98.07)で表明
●平行滑走路については、話し合いにより解決 ●横風用滑走路については、あらためて地域社会に提案し、その賛意を得る |
飛行回数
深夜便の運
航 |
・地域社会に重大な影響を及
ぼすことから、供用開始に
あたっては、騒音対策の実
施状況を含め、改めて地
元、関係住民と協議
・飛行時間の順守
・谷間対策 |
○94.10 円卓会議の閣議報告による方針に沿って施策を行う ○谷間対策への補助 ○平行滑走路供用前に環境対策が後追いとならないよう対策を実施 ○99.07〜01.07
騒音実体験調査の実施
●22時台の便数は1日平均で10便を超えている
●回数増加について地元、関係住民と協議 |
7.
移転
跡地 |
跡地の整備 |
・移転跡地の十分な管理 |
○移転跡地は農用地として貸付けたり、エコ・エアポート基本構想に則して果樹園的管理、地力の増進など地域農業の振興に取り組む
●移転跡地の有効活用 ●移転跡地管理 |