第5期10年目を迎えた共生委員会は、空港公団の民営化にともない、事業計画でも新たな対応を迫られています。
 内容について、概略をご報告します。



1.通常業務を推進します。

(1)円卓会議合意事項の点検
 円卓会議合意事項の点検は、主要業務の1つであり、本年度もこれを継続して実施します。さらに、これまでの点検結果とそれによって導き出された対策を総括し、残された懸案、新たに発生した問題を解析して、今後の対処方針の策定をめざします。

(2)住民相談
 暫定平行滑走路供用後、騒音問題を中心に多くの声が寄せられるようになりました。みなさんの要望、意見、苦情を真摯に受け止め、誠意ある対応に努めます。また可能な限り、関係機関と連携し、問題の早期解決を図ります。

(3)情報公開の点検
 成田国際空港(株)がおこなう情報公開はホームページ、法律に基づく情報公開など、内容、方法ともに多岐にわたります。それらが地元住民にとって分かりやすく、有意義なものであるか、総点検します。


2.積極的に取り組みます。

(1)住民・団体との交流
 住民のみなさんや地域団体と積極的に交流し、情報交換、認識の共有を図り、問題解決に努めます。

(2)広報活動
 共生委員会の活動状況、空港に関する諸情報を分かりやすく正確に伝えるため、引き続き「共生委員会だより」を定期的に刊行、ホームページを充実させ、住民にとって頼りがいのある情報源となるよう努めます。
 また、設立10周年を記念し、これまでの活動内容を取りまとめます。


3.活動を強化します。

(1)本委員会
 共生委員会の中枢機関であり、地域と空港の共生に関する意思決定の役割を担っていることを再確認し、あらためて活発な議論をおこなう場とします。

(2)部会活動
@地域部会 円卓会議合意事項の点検をさらに強化し、住民・団体との交流を中心に活動をおこないます。
A情報公開部会 情報公開の総点検を具体的に進めます。

(3)研修会、視察
 空港関係施設の視察、研修を充実し、適宜、先進事例調査も計画します。全国の空港関係者、周辺住民と交流し、学習の機会を充実させます。

(4)連絡調整会議
 共生委員会の業務を地域とより密着した形で展開する場とすると同時に、空港圏内市町村の実務担当者相互の交流、研修の場として活用します。


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