◆7月24日、空港公団主催の「防音サッシに関する勉強会」が開催され、メーカー側の担当者から、最近使われている防音サッシの構造や特徴などについて説明がありました。これに対して出席した共生委員から、使っている住民の意見を聞き、より優れた防音サッシの製造を目指すよう要請しました。
◆8月4日、第10回連絡調整会議を開催し、第45回共生委員会で議論された暫定平行滑走路供用後1年間の集計や空港公団の民営化などについての報告と意見交換をおこないました。
◆8月22日、第19回歴史伝承部会を開催し、従来から記録・保存のために実施している空港建設初期時代における関係者からの聞き取り調査や関連資料の収集状況などについて報告するとともに、今年度下半期の調査の進め方について協議しました。

 第45回成田空港地域共生委員会を7月28日に開催しました。
◆議題
(1)暫定平行滑走路供用後1年間の集計
(2)農業用ビニールハウス汚染原因調査
(3)報告事項
 暫定平行滑走路の地域環境への影響
 空港公団の民営化
 先進事例視察調査
 その他
(4)その他
◇議題(1)より
 平成14年度の騒音、大気質、水質の測定結果について空港公団から報告がありました。
 騒音については、離陸が多い北側と谷間地域でW値が上昇している等の指摘をしました。また、W値の問題として、国土交通省・空港公団は環境省が計算式を改めることを決定した時点で評価し直すのではなく、正しい計算式で計算し、積極的に取り組んでいくべきであるとの意見が委員から出されました。
 今回の報告に関し、データを示すだけでなく、空港公団として調査結果にどういう特徴があるかを分析し、分かりやすく伝える努力が必要であると指摘しました。
◇議題(3)より
 国土交通省は、成田国際空港株式会社法案が7月11日に参議院を通過し成立、同月18日に公布されたと報告しました。今後、来年4月1日の民営化に向け、政省令の制定や設立委員会の開催等、具体的作業を進めていくとしています。


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