◆4月11日、歴史伝承部会は、第18回目の会議を開催し、「空港問題初期」に関する調査をはじめ、今年度の事業計画などを決めました。
◆5月20日、地域振興連絡協議会(会長堂本暁子千葉県知事)の総会が開催され、共生委員会からは山本代表委員が出席し、活動状況について報告しました。
◆5月26日、第9回連絡調整会議を開催し、第44回共生委員会(同月23日開催)で議論された円卓会議合意事項の点検などについて報告するとともに、空港周辺地域の諸問題について活発な意見交換をおこないました。
◆6月6日、歴史伝承部会は、千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館の企画展「はにわ―形と心―」と東京都新宿区の高麗博物館を視察し、展示の企画や展示方法などについて学びました。

 第44回成田空港地域共生委員会を5月23日に開催しました。
◆議題
(1)円卓会議合意事項の点検
(2)暫定平行滑走路の地域環境への影響
(3)テレビ電波受信障害実態調査報告
(4)報告事項
 2002年度(平成14年度)共生委員会事業報告書
 空港公団の民営化
 イラク戦争・SARSの影響
(5)その他
◇議題(1)より
 騒音問題では、民家防音工事の施工改善について、以前よりサッシ部品交換工事の住民負担率を軽減することが望まれていました。4月より、共生財団による助成事業の助成率が引き上げられ、20%から5%の負担に軽減されました。これについては高く評価しています。また、B工法サッシの軽量化と改善策については、空港公団より、改良する方向で検討しているとの回答がありました。
 深夜便の運航については、前回の点検の際に、22時台の発着回数(10回/日)が守られていないとの指摘をしました。事態は改善されておらず、委員から、地域との約束事であり早急に対応する必要があると、再度指摘しました。これに対し国土交通省は、特に遅れが多いのは貨物便である、今年の冬ダイヤに関し、遅延の起きないような設定を組むよう通達を出した、守らない航空会社に対しては個別に指導をしていくと、回答しています。
◇議題(4)より
 国土交通省は、成田国際空港株式会社法案が衆議院を通過し、参議院で審議が始まる状態であると報告しました。


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