堂本暁子千葉県知事から
委員に委嘱状が渡されました。

地域振興連絡協議会会長
堂本暁子千葉県知事のごあいさつ

 地域との約束が
 民営化後も確保できるように


 この共生委員会は、「成田空港問題円卓会議の合意事項の実施状況について点検をおこなう」ことを目的として、平成6年12月に私ども地域振興連絡協議会を母体として誕生しました。
 その後8年が経過しましたが、この間、山本代表を始めとする委員の皆さん方の熱心な取り組みと、また、一方で国・空港公団におかれてもこれを真剣に受け止めご努力をいただいた結果、円卓会議の合意事項のかなり多くのものが適切に実施されるに至っております。
 成田空港では、昨年4月には暫定平行滑走路が供用開始され、また、現在、民営化という大きな動きの中にあります。
 昭和41年に閣議決定されて以来、騒音や落下物、電波障害などに係る多くの約束が、国・空港公団と地域との間で取り交わされてきました。
 こういった約束が、民営化によって損なわれることがあってはならないと考えます。千葉県も、このことは極めて重要な問題として、これらの約束が民営化後もしっかりと確保できるよう取り組んでいます。
 成田空港をめぐる状況が大きく動いている中で、本日、共生委員会の第5期目の実質的なスタートを迎えたわけであります。
 委員の皆様方には、公私ともにご多忙のところ大変ご苦労をおかけすることになりますが、空港周辺地域の住民の皆様が、安心して共に暮らせる環境を実現するために引き続きご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
 千葉県では、こういった節目のときを生かし、空港周辺地域が魅力ある国際空港都市となることを目指したさまざまな取り組みを進めています。

 空港を中心とした国際都市へ

 とくに注目すべきこととして、私どもは、この地域を成田国際空港特区として特区申請しました。これによって、成田地区が空港を中心とした国際都市として、今までとは違った形での発展を目指しスタートします。
 4月1日の施行になると思いますが、国・空港公団・県・共生委員会が協力しあって、対台湾、対韓国、対香港、さらにアジアのいろいろな空港に負けない力を、成田空港とその周辺が地域として持つことによって、国際的に評価される日本の表玄関になると考えます。
 それぞれの立場であたらしい空港のあり方に知恵を出し合い、協力しあいながら、光の部分をより増幅し、使い勝手のいい空港として皆様に喜ばれるような空港にしていきたいと思います。今日はありがとうございました。



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