成田空港周辺の住民から低周波騒音が発生しているとの指摘があり、空港公団では、さる3月、調査を実施。そしてこの度、8月下旬からあらたに実態調査を開始しました。
 調査地域は、4000m滑走路と暫定平行滑走路関連の空港周辺7地区です。
 本調査では、家屋内外での低周波騒音を測定し、建具のがたつきの有無を調べます。さらに、これらの関連について専門家で構成される委員会で検討し、低周波騒音の実態と影響範囲を把握するということです。

 暫定平行滑走路が供用されて、みなさんの生活はどのように変化しているでしょうか。
 大栄町新田地区は暫定平行滑走路の隣接地区です。その住民の方から「飛行機が飛んで、想像以上に音が大きいと感じた」「7月に2回、着陸体制に入った航空機が着陸を回避して迂回し、新田の上空を通過した。エンジンをいっぱいに吹かして急上昇したのでびっくりした。いままでこういうことがあるという説明を受けてない。心配である」との苦情が共生委員に寄せられました。
 共生委員会は、データを出してきちんと説明するよう空港公団に申し入れました。
 空港公団は、航空機の安全のためそういうことがある。地域のみなさんに浸透していなかったことは申し訳ない。さっそく調査して説明させていただくと答えました。


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