共生委員会だより vol.50

 昨年9月28日、共生委員会では、多古町航空機騒音等対策協議会のみなさんと交流会を行いました。
 はじめに会長の加瀬芳廣氏は、「羽田に4本目の滑走路が完成すれば、羽田の国際線を増やすのではないか、はたして成田空港は国際性にふさわしい空港なのか、騒音下に住む我々は今後、何をしていかなければならないか、我々はまず今日の講演をよく聞かなければならない」と述べました。また共生委員会の山本雄二郎代表委員は、「ここにきて空港を取り巻く状況も大きく変わってきた。今日の交流会は、我々の置かれている状況がどうなっているかを知ることが目的。この機会をとおして共通の認識を持ち、地域と空港の共生という立場で努力していきたい」と挨拶しました。
 続いて、国土交通省航空局の羽尾課長から「首都圏空港(成田・羽田)を巡る最近の動きと今後の展開」と題して、また成田国際空港株式会社総合企画本部の佐久間マネージャーから「成田空港の現状と取り巻く状況の変化」と題して報告がありました。
 意見交換会では、一鍬田、間倉、喜多、林、水戸、船越、牛尾地区から要望が出され、国土交通省、千葉県、空港会社は次のように回答しました。

 要望についての主な回答から
・飛行コースの遵守
 地域への騒音被害を最小限にするため、引き続き取り組む。
・飛行時間の遵守
 朝6時半までの着陸便は6時半以降への繰下げ措置をとっている。22時台は10便の約束を、依然として超えている。引き続き対策を講じる。
・隣接区域拡大の要望
 2004年(平成16年)3月、共生財団では、集落の分断を解消するよう、自治体のバランスを考慮すると決めている。喜多地区については、調べる。
・横風用滑走路の下を通る空港への入口設置
 千葉県と相談していく。
・地上デジタル放送への切り替え
 日本全国、個人で対応している。みなさんにも同様にお願いしたい。いらなくなった共同受信施設への使用要望には、役場を通して対応する。
・道路整備
 成田―松尾線の早期完成、横芝―下総線の歩道整備など前進した回答があった。
航空機の洋上脚下げ点検、この冬も続けています。
(12月13日撮影)


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