共生委員会だより vol.48

◆5月11日、地域部会を開催し、円卓会議合意事項の点検を行いました(別掲)。
◆5月29日、第21回連絡調整会議を開催し、第56回共生委員会で議論された内容(別掲)についての報告と意見交換を行いました。
◆6月23日、成田空港対策協議会(豊田磐会長)の平成18年度総会が開催され、共生委員会も出席しました。
第56回成田空港地域共生委員会を5月22日に開催しました。
◆議題
(1)審議事項
 円卓会議合意事項点検
(2)報告事項
  2005年度(平成17年度)共生委員会事業報告書
 騒音測定結果等の報告
 情報公開部会報告
 地域づくり部会報告
 歴史伝承委員会報告
(3)その他
◇議題(1)より
 円卓会議合意事項の点検は2004年(平成16年)11月から、重点化、効率化を図るため、新展開として「今後中心となる課題」(5項目17事項)に力点をおいて取り組んでいます。これをさらに整理し、「重点をおく事項」、「必要に応じて報告を求める事項」、「事態の推移を見守る事項」に分けて地域部会で点検を行い、共生委員会で審議しました。
 「重点をおく事項」には大きく分けて3つあります。第1に、北伸に関する問題。空港会社は、北伸案の地元への説明状況について、昨年7月から本年3月までに106回の説明会を行ったと報告しました。また千葉県は、3月に国・県・空港周辺市町村・空港会社の四者が、これまで重ねてきた協議について中間的とりまとめを行い、『平行滑走路の北伸整備に係る確認書』を締結したと報告しました。
 第2に、W値の逆転現象。国が説明した『平成17年度航空機騒音に関する評価方法検討業務報告書』の内容について、委員は「逆転しなければ正しく計算されたということにはならない、不備があっても逆転しないこともある」と指摘し、「もう少し立ち入った説明が必要」との意見を述べました。
 第3に、22時台の便数の問題。4000m滑走路における22時台の発着回数は1997年度(平成9年度)以降、円卓会議の合意事項である1日10便が守られていない状況が続いています。さらに、2005年度(平成17年度)は14.1便(速報値)と大きく上回っていることから、共生委員会は、国に対して抜本的な対応を要請しました。
◇議題(2) より
 2004年(平成16年)4月に共生委員会から移管した「地域づくり部会」と「歴史伝承委員会」から、それぞれ活動報告がありました。(歴史伝承委員会報告については詳細別掲)


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