共生委員会だより vol.48

 歴史伝承委員会は、先の共生委員会で、企画展示の開催について以下のように報告しました。

歴史伝承委員会のあゆみ

 歴史伝承委員会は、1997年8月、成田空港地域共生委員会の一部会として発足しました。以来、成田空港問題の歴史を後世に残すために、問題の背景となる地域の風土や生活をも含め、できうる限りの資料を収集したいと活動を続けてきました。
 2004年4月、空港公団の民営化とともに財団法人航空科学振興財団に移管され、名称も歴史伝承部会から歴史伝承委員会へと変わりました。所属は変わりましたが、活動の内容は部会当時と変わることはありません。

開催へのいきさつ

 私どもは、活動を開始してから今年でちょうど10年目を迎えました。また今年は、成田空港問題の発生当初から40年目になります。こうした節目の年にあたり、いままでの活動の成果を社会にお返しし、さらなる活動への基礎となるよう企画展示を開催することといたしました。この機会に、私どもの活動の意義を多くのみなさんに知っていただき、常設展示へ向けての可能性を拓く第一歩にしたいと考えています。

展示概要

タイトル
 土・くらし・空港-「成田」40年の軌跡1966-2006

イントロ ごあいさつ 開催主旨
A 空港のはじまり( 新空港計画と揺れる地域社会)  
 1・新空港計画、コラム「高度成長」の時代、2・富里空港問題、3・三里塚への位置決定
B 位置決定の衝撃
 1・「空港以前」の風景、2・位置決定への対応、3・新東京国際空港公団の発足、コラム「七夕会と葉月会」、4・条件交渉と反対運動の競合
C 力による対決の時代 
 1・最初の衝突−外郭測量、特別コーナー・小川プロと三里塚、2・土地収用法の発動をめぐって、3・対立の中での「成田開港」
D 社会正義と新たな地域像―シンポジウム・円卓会議
 1・出口を求めて、2・シンポジウムと円卓会議、3・円卓会議以後の地域と空港
E 歴史伝承委員会がめざすもの

展示会場  成田国際文化会館2階国際会議場 
展示期間  2006年11月25日〜12月3日 内27日(月)休館 8日間


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