共生委員会だより vol.47


 さる9月30日、共生委員会は多古町の騒音問題を抱える7地区のみなさんと交流会をおこないました。
 はじめに講演がおこなわれ、共生委員会の山本代表委員は「地域も空港もそれぞれが中心のひとつ、共生を図で描くと2点の中心がある楕円になる。共生は、お互いが両立しながら発展する関係」と述べました。国土交通省の石指成田国際空港課長は「地域と共生する成田空港をめざして努力している」と、北伸案による平行滑走路整備の指示に関する経緯について説明しました。空港会社の伊藤常務執行役員は、「現況の騒音対策と今後の騒音対策」について説明しました。
 交流会では、住民から国・千葉県・空港会社に対して要望が出され、以下のように回答しました。            
 国は、飛行コース・飛行時間厳守への要望について、航空会社に対して遵守するよう指導していると答えました。
 空港会社は、発着回数増加に伴う環境汚染調査をとの要望については、現在のところ生活環境が悪化しているなどの現象は見られない。なにかあれば関係機関と協議したいと述べました。
 また、航空機事故発生時の対策については、空港内外の関係機関で航空機事故消火救難総合訓練を定期的におこなっており、今後も管理対策の充実に努めると答えました。
 隣接区域の拡大については、2004年(平成16年)3月に共生財団理事会で認められ、追加区域が指定されました。
 平行滑走路の北伸によって騒音コンターも北へずれ、この地域への騒音対策が手薄になるのではとの懸念について、空港会社は、双方向対話型で十分に対処していきたいと述べました。
 また千葉県は、成田松尾線の早期完成、歩道の設置、圏央道の早期開通と整備、架橋復元への調査などに努めると述べました。




 航空機洋上脚下げ点検が、この冬も開始されました。写真は、11月24日の点検風景より。詳細は活動NOWに。


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