さる6月6日、共生委員会は、空港の周辺がどのように整備されているか現状を把握するため、空港を一周するかたちで見て回りました。

 最初に訪れたのは、4000m滑走路南側に位置する「芝山水辺の里」。ここは、谷津田の水田跡地をいかして湿地帯の公園に整備されています。この公園の奥にグリーンポートエコ・アグリパーク予定地が広がっています。
 4000m滑走路西側の防音林・防音堤には、御料牧場当時の自然林をいかして整備された箇所があり、そこは大木が林立する壮観な景色となっています。その一部が窪地になっており、民家へ直接音が洩れないようにするため、防音壁が設置されています。
 空港の北側、成田市長田地区の里山は、全戸移転の跡地です。遊歩道が整備され、小さな散歩コースができていました。
 暫定平行滑走路の西側では、一部を除いて防音林や防音壁の未整備箇所が見られました。北側には、市民農園や運動場、東側には防音堤があります。この防音堤の木々は整備が遅れたため、4000m滑走路西側の防音堤の木々が10m近くに成長しているのに比べて、3m程度にしか成長していませんでした。
 再び空港南側に出て、芝山町宝馬地区の丸朝園芸組合の出荷施設建設地などを見学しました。 

高さ11.2 m、長さ180 mの防音壁

長田地区に整備された里山

暫定平行滑走路東側、北寄りに造成された防音堤

暫定平行滑走路東側の防音堤に立って



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