◆11月1日、暫定平行滑走路供用前・後各2年間実施した農業用ビニールハウス汚染進行状況調査の結果について、報告会が開催されました。付着物の成分分析などから、ビニールハウスの汚れと航空機運航との因果関係は、とくに判明できなかった旨報告されました。
◆11月24日、国土交通省が蓮沼村殿下海岸で実施する航空機洋上脚下げ点検の今年度第1回目に立ち会いました。4000m滑走路と暫定平行滑走路に着陸する調査対象となった50機すべてが洋上で脚下げしたことを確認しました。
◆11月29日、第15回連絡調整会議を開催し、同月15日に第50回共生委員会で議論された内容(別掲)についての報告と意見の交換をおこないました。
 第50回成田空港地域共生委員会を11月15日に開催しました。
◆議題
(1)円卓会議合意事項点検
(2)報告事項
 国土交通大臣の成田視察
 騒音測定結果等の報告
 暫定平行滑走路供用前・後の農業用ビニールハウス汚染進行状況調査結果
 成田国際空港(株)の中間期業績見込み
 第1ターミナルビル改修部の一部供用
(3)その他
◇議題(1)より
 合意事項の点検については、民営化後の空港会社とどのように向き合っていくかを検討してきました。その結果、対象項目の重点化、作業の効率化、さらには双方向対話型といった新しい方式で取り組むこととし、今回はまず、航空機騒音に関する問題について協議しました。
 委員からは、「防音効果を維持するために家の補修をおこなった場合、サッシ以外の外壁等の防音材などについても助成の対象にしていただけないか」、「B工法の外壁材は空港会社の指定したものを使用しているが、建築資材が進化してきているので、新しいものが採用されているか情報を出してもらいたい」、「サッシの軽量化が無理ならば、十分な遮音性能をもっているものをいかにスムーズに動かすかに優先順位を置いて、メーカーに開発を依頼すべきではないか」などといった意見が出されました。


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