共生ワーキングループ

◆共栄型地域交流会
 
日  時: 2008年(平成20年)11月20日(木)午後3:00〜
場  所: NAAビル1階会議室
出席者: 全日本空輸(株)、(株)JTB、成田空港通り活性化協議会、富里の明日を考える会、芝山町「空港と暮らし」推進協議会、多古町異業種交流青年会火曜会、国土交通省、千葉県、空港会社、成田市、芝山町、富里市、山武市、多古町、横芝光町、共生委員会
内  容: 活動状況発表、意見交換
 
◇活動状況発表
1.全日本空輸(株)
  (1) 成田地区ANAグループの現状について
(2) ANAグループと地域との関係について
(3) これまでの地域交流について
(4) 今後の地域との共栄を図るための施策について
2.成田空港通り活性化協議会
(1) 協議会設立趣旨
(2) 活動概要
(3) 共生から共栄へ
(4) 共栄型空港圏づくりへの提言
3.多古町異業種交流青年会 火曜会
(1) 会の活動
(2) 成田空港がもたらした光と影
(3) 町民が考える空港に対してのイメージ
(4) 空港圏の将来への願い
4.(株)JTB法人東京
最近の旅行者動向と地域の取り組み事例について
(1) 近年の旅行者動向について
(2) 地域の取り組み事例について
(3) 空港周辺地域の観光について
5.芝山町「空港と暮らし」推進協議会
(1) 会の発足、経緯等
(2) 会の意義(共栄)、目的
(3) 現在、今後の取り組み
6.富里の明日を考える会
(1) 会の設立趣旨、活動目的
(2) 活動内容
 
◇意見交換(フリートーキング)概要
ANAでは機内食の食材などに地元農産物を使用していきたいとのことだが、すでに進めているのであればどの程度使われているか。また、使用しているとの表示はされるのか。
以前に試みた時に、安定的供給や価格面の問題があり、現在、それほど多くはない。スタンスとしては、より意識的に地元産品を使っていきたいと考えている。
ANAより成田市内を日・英版で案内したパンフレット「NARITANAVI」をご紹介いただいたが、仁川空港では、ホームページで、トランジットの時間に訪問できる場所などを日本語版で紹介していた。そのようなお考えはあるか。
トランジット客対象であれば、航空会社だけでなく成田空港、成田市などと全体で企画していくべきだと考える。可能であれば工夫していきたいと思う。
羽田空港では整備場の見学が人気だそうだが、成田ではそのような企画はないか。
リクエストがあった場合は行っているが、羽田より制約があり積極的には展開できない。
「共栄」という言葉は馴染みがないが「地域づくり」「まちおこし」という言葉にすると理解しやすい。行政主導ではなく、商店会、自治会、市民ボランティア、学校、病院などが一体となって良い町をつくっていこうというもの。いろいろな地域で試行錯誤しながら、そのような活動を行っている例もあるし、富里の明日を考える会でも「空港都市づくりのシンポジウム」開催などの活動をしている。
JTBとして、空港周辺の各市町単独の観光ではなく、空港と市町をセットにした観光企画などはないか。
すでに芝山町でそのような検討を始めている。空港という大きな地域資源は魅力的であり、それに周辺地域の自然や食などを掛け合わせるというのは可能性として高いと考える。
空港会社として、本日この交流会に参加し、共生委員会ができた当初から考えると、時代の流れとともに信頼を得ることができたかなと感じている。共生策の実施によってマイナスの影響をゼロにし、格差をなくすように努力するとともに、我々の責務として空港をもっと良くして、マイナスだけでなくプラスの影響も与えられるように、共栄を実感できるようにやっていきたいと思う。
本日は共栄型の交流会を試みたわけだが、皆さんのお話を聞いて、共栄の芽が出かかっていると感じた。それをどう育てて花を咲かせるかは今後の問題だが、住民の目線、皮膚感覚で問題を捉えて進んでいこうという点は共通していると思うし、それを確認できたという点で今日の交流会は意味があった。マイナスをなくす努力をして、その上にこそ共栄の花が咲くということを念頭に、進めていっていただきたい。
 


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