共生スタディグループ
 
◆第3回共生委員会記録集編集委員会

日  時: 2008年(平成20年)8月26日(火)午後1:05〜
場  所: 成田空港地域共生委員会事務所
出席者: 共生委員会記録集編集委員会

◇ 議題
(1)作業チーム進捗状況報告
・資料全体の説明
 「記録集事項別経緯表」は、前回編集委員会で、さまざまな事項に関する共生委員会での議論の経緯(ストーリー)が記述されるべきとの意見が出され、その元となるものとして作成した。次に「事項別明細」は、ストーリーを執筆するために、各事項別に経緯明細を出し、資料を添付したもの。現在、2つ目の事項を作成中。
 「概略年表(新時期区分)」は、本文記述のための時期区分と各期のウェイトについて新しい案を示した。第T期は前史を含む共生委員会5周年まで(50%)、第U期は空港公団民営化まで(30%)、第V期は共生委員会第7期終了まで(20%)。
 「記録集イメージ・編集ポイント(T・U・V期)」は、全体の構成と本文の編集ポイントで、期ごとに編集ポイントに則り内容を書き出し、まとめた。
 
・「記録集本文構成イメージ」説明
第T期〔70ページ〕
1.社会的状況と時代背景(前史)〔10ページ〕
(1)成田空港問題の推移
(2)共生委員会設立
2.共生委員会活動〔45ページ〕
(1)共生委員会業務
(2)活動本格化 合意事項の点検、住民相談、情報公開、その他
3.空港、地域の動き〔15ページ〕
(1)共生スキーム始動
(2)空港公団の対応
(3)用地解決始動
第U期〔40ページ〕
1.社会的状況と時代背景〔5ページ〕
(1)成田空港新局面
(2)公団の民営化
2.共生委員会活動〔25ページ〕
(1)業務拡大
(2)活動継続 合意事項点検、住民相談、情報公開、その他
3.空港、地域の動き〔10ページ〕
第V期〔30ページ〕
1.社会的状況と時代背景〔5ページ〕
(1)空港公団民営化、平行滑走路北伸2500m化
(2)航空・空港の新展開
2.共生委員会活動〔15ページ〕
(1)新方式による運営
(2)合意事項点検の重点化
3.空港、地域の動き〔10ページ〕
 
(2)検討事項
記録集の内容
本文の時期区分
 前回編集委員会で出された4期に分ける案を、「概略年表(新時期区分)」による3期に分ける案に変更し、了承。
編集ポイント
 「記録集本文構成イメージ」を大枠で了承。300ページの中で7期14年間の活動を集約するが、単に事実を淡々と並べるだけでなく、ある種の思いや評価、ストーリーを書き込んだ記録集とする。年表はすべてを網羅するように記述する。
 本文には、バリエーションをつけることも念頭に、文字だけではなく資料、図、写真などの基礎資料を載せる。後半の資料編(100ページ)には、報告書や見解、点検記録集発刊後の合意事項の点検表など、素材をそのまま載せる。
編集体制
作業チーム
 作業チームは、これまで素材集めや整理を行ってきたが、多くの業務を抱えているのでマンパワー不足である。集めた素材を料理する段階にきて、作業の効率化、省力化を図る必要がある。
編集アドバイザー
 企画会社に、ストーリー風に書く方法を含め、素材の整理、方向性についてアドバイスしてもらうことで了承。週2〜3日、1〜2ヵ月お願いする。一度、早い機会にシミュレーション的に行ってみる。
工程表
 本文、年表、資料(本文の資料・巻末の資料編)の3つの作業を進める。本文は、時期区分に従ったあらすじを組み立て、事項別に議論の内容をピックアップして、ストーリー構成を行っていく。スムーズに原稿作成に入れるように、素材を整える。原稿作成は、さまざまな行事が入っているため若干遅れる見込み。
 
◇ 意見交換
編集ポイント
本文を理解しやすく記述すべき。基となる資料の整え方が大切で、適切な資料を掲載する必要がある。
共生委員会活動と空港を取り巻く状況がどう関連しあってきたか、事実の羅列だけではなく、解説が必要。
洋上脚下げに象徴されるが、問題を解決していった議論の過程や総合的に行ってきた対策などを書きとめておくべき。
暫定平行滑走路着工前に住民フォーラムが行われたが、暫定に向けた住民の意見集約に共生委員会が努力したことなども記載すべき。
それらのストーリーを記述する必要があるが、表現の仕方が非常に難しい。
年表や資料を見なくても、本文だけでだいたい理解できるのが理想形。
この記録集で共生委員会自身がどういう自画像を書くのか、統一見解を持つべき。空港問題は何なのか、その中で共生委員会はどういう立ち位置で何を行ってきたか、その成果はどうか、最終的に空港問題はどうなっていくべきか、声高でなくとも主張すべき。
関係者が共生委員会とどういう思いで関わってきたか、別途、記念誌として作成する。
 
その他
目次、書き割りみたいなものを作っておくと作業が進めやすい。
用語とか基本知識は、小さい箱で外出し(コラム化)した方が読みやすい。
多くの資料がまとめられているので、メリハリや資料のウェイトをつけ、見やすいレイアウトを考えていきたい。活字は1,600字/1ページくらいを考えている。(企画会社)


←戻る