2001年（平成13年）6月からおこなわれている農業用ビニールハウス汚染原因調査の中間報告会がおこなわれた。(株)アクトリサーチ、日本環境(株)より、各々、資料・スライドに基づき説明があり、その後、以下のような質疑応答、意見交換がおこなわれた。

・ビニールに付着している黒いものは、土壌からのものだと結論されているが、もっとそこの分析をしてもらいたい。→検討して、できるようであれば来年度調査する。
・２社の調査の結果を比較表としてまとめることはできないか。
・エンジン排出物の成分でビニールに付着していない成分はどこへ行ってしまうのか。→地上にたどりつくまでかなり希釈されてしまい、検出するには希釈倍率を上げなければならない。
・アクトリサーチの報告書は、アンダーラインを引くなどして、航空機が原因ではないと啓蒙しているようで客観性を欠いている。報告書は調査結果を淡々と語るべきで、次回報告では改めるべきである。→調査結果から判断できる点をアンダーラインとしたが、おっしゃることは理解できるので、最終報告では考慮する。
・ビニールハウスが実際に汚れている。洗う費用を空港公団で補助できるかどうか検討して報告してほしい。→持ち帰り検討する。検討結果は、町を通して報告する。
・雨に濡れた洗濯物の汚れについて分析してもらいたい。→調査に加える。
・航空機が飛んでからビニールが汚れるようになったと実感している。航空機が原因ではないという結論にどうしても納得ができない。→航空機の影響のない地点での調査を加えることを検討させていただきたい。