2005年(平成17年)5月16日
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| 1 内容 |
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| 開港後、農業用ビニールハウスの汚れがひどくなったとの地域の声を受け、農業用ビニールハウスの汚染原因を究明する。 |
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| 2 経緯と現状 |
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| (1) |
経緯 | ||||||
| これまで2つの段階があり、まず千葉県が対応した。 1978(S53)年8月飛行経路下の芝山町岩山地区の農家から、また1985(S60)年6月と1994(H6)年5月には横芝町中台地区の農家から、農業用ビニールハウスが汚れる原因は航空機の排気ガスと思われるので調査して欲しいとの要望が千葉県によせられ、その都度、千葉県当局が調査を実施した。その結果、汚れの主な原因は土壌菌やカビ、あるいは土壌系粒子等であるとの結論であった。 次にNAAで、1995(H7)年3月には横芝町の農家から、同じく10月には成東町の農家から共生委員会を経由してNAAあてに要請があったため、NAAはその都度、調査専門会社に調査を依頼した。その結果は千葉県の調査結果と同様、汚れの主な原因は土壌であるとの結論であった。 |
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| (2) | 現状 | ||||||
| 農業用ビニールハウス汚染原因調査 | |||||||
| 2001(H13)年6月から2年間にわたり、航空機の飛行コース直下付近(3ヵ所)に農業用ビニールハウスを設置し、地域、共生委員会などの関係者と連携し、汚染の進行状況、付着物等の調査・分析を実施した。さらに2003(H15)年5月には、遠隔地(1ヵ所)のビニールハウス付着物を採取し同様の調査を実施した。2003(H15)年6月には、2年にわたる調査結果の報告を、また同じく8月から2004(H16)年にかけて地域からの要望、質問について回答を行った。その主な内容は次のようなものであった。 | |||||||
| ・ | ビニールシートの汚染原因は周辺の土壌であり、遠隔地も同様である。 | ||||||
| ・ | シートが黒く汚れる原因は付着物中に10%程度含まれるカーボン分も要因の一つである。 | ||||||
| ・ | カーボンの由来は、現在の技術水準では特定できない。 | ||||||
| 暫定平行滑走路供用前・後の農業用ビニールハウス汚染進行状況調査 | |||||||
| 暫定平行滑走路供用前・後の4年間にわたり、暫定平行滑走路の飛行コース下(南北各2ヵ所)と遠隔地(1ヵ所)にビニールハウスを設置し、汚れの進行状況について調査した。その結果、次のことが明らかになった。 | |||||||
| ・ | 暫定平行滑走路供用後の汚れの進行状況は、供用前と同様であり、差異はなかった。 | ||||||
| ・ | 浮遊粉じん量は、供用前と比較して約20%程度減少した。 | ||||||
| ・ | 航空機の排気ガスと、ビニールハウスの汚染の進行状況に相関関係は認められなかった。 | ||||||
| ・ | ビニールハウスの汚れの主な原因は供用前・後とも土ぼこりである。 | ||||||
| 3 問題点の把握 |
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| 農業用ビニールハウス汚染の主な原因は土ぼこりであったという調査結果が出され、汚染原因の約10%を占める付着カーボンの由来については、検出したカーボンの形状が非晶体であったため、現在の分析技術では解明不能との結論に至ったのはやむをえない。しかし、いぜんとして関心が強く、解明を期待する声があることを考えれば、引き続き真摯な対応が望まれる。 |
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| 4 今後の対応 |
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| 付着カーボンの由来の特定について、現時点では、調査の続行を見送ることとし、今後の技術の推移を待って、新たな進展がみられた場合、関係者間で協議し、必要な措置をとることとする。 |
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